家を解体したら、それで終わり…ではなく、法務局で「建物滅失登記」という手続きが必要になります。これは、登記簿上から建物の記録を削除するための法的な申請です。ところがこの手続き、ちょっとした確認不足によって差し戻しになるケースもあるんです。
そこで今回は、実際の経験をもとに、登記申請がスムーズに進むための「解体証明書」についてのお話を少しだけ。
🏠建物解体証明書に押される「実印」…見過ごせないポイントです
日頃より、解体業者様には解体証明書への実印の押印をご協力いただいております。ただ、申請時に印影が実印と一致していないことで、登記申請が差し戻しになるケースが見受けられます。
こうした二度手間を避けるため、当事務所ではあらかじめ印影と印鑑証明書の確認をお願いすることがございます。
✅確認することで、登記申請もスムーズに
実印の確認は、証明書の法的な効力を担保し、後々のトラブルを防ぐ大切なステップです。スムーズな申請が進められるよう、当事務所でも丁寧なご案内と確認作業を心がけております。ご協力いただけましたら幸いです。
❓Q1:建物滅失登記って、いつ・どんなときに必要になるの?
A:建物滅失登記は、住宅や倉庫などの建物を解体したあとに行う手続きです。法務局に申請して、登記簿からその建物の記録を正式に消すことで、土地の売買や相続などの場面でもスムーズに進められるようになります。
もし滅失登記をせずに放置してしまうと、「登記上はまだ建っていることになっている」ために後々トラブルになることも。解体工事が終わったら、できるだけ早く申請するのがおすすめです。
必要書類に不備があると、登記申請が差し戻されたり、思わぬ手間につながることも。当事務所では、事前に確認を徹底することで、申請の手続きをスムーズに進められるようサポートしております。