~土地家屋調査士が伝えたい見えない費用の話~
こんにちは、フルカワ事務所です。
少しだけ、暑さが和らいできて、秋の気配を感じるようになりましたね。今日は住宅購入を考えている方にぜひ知っておいていただきたい「見えない費用」についてお話しします。
人生の三大資金って?
人生の中で大きなお金が動くタイミングは、「住宅」「教育」「老後」の3つと言われています。この中でも住宅資金は、比較的人生の早い段階で大きな金額が必要になるため、しっかりとした準備が欠かせません。
住宅資金=土地+建物だけじゃない!
「土地代と建物代を合わせたら、住宅資金はこれくらいかな」と思っていませんか?実はそれだけでは足りないことも・・・住宅購入には、目に見えにくい費用がいくつもあるんです。
見えない住宅費用の具体例
住宅購入するときに、次のような“見えない費用”がかかることがあります。
・不動産仲介手数料
売買価格に応じて変動する費用です。たとえば1000万円の物件なら、約40万円前後かかるケースもあります(※一例です)。契約が成立した際に、不動産会社へ支払います。
・登記費用(登録免許税+司法書士報酬)
所有権の保存や移転、住宅ローンに伴う抵当権の設定などに必要な費用です。数万円〜十数万円程度が目安となります(物件や地域により異なります)。
・土地家屋調査士報酬
建物の表題登記や土地の測量、境界確定などにかかる費用です。業務内容によって異なりますが、数万円〜数十万円程度が一般的です。
・火災保険料
住宅ローン契約時に一括加入するケースが多く、数万円〜十数万円程度の支出となります。
・引越し費用・家具家電購入費
新生活のスタートに伴い必要となる費用で、数十万円以上かかることもあります。
土地家屋調査士が関わる“見えない費用”
たとえば、土地の境界をはっきりさせる「土地境界確定」や面積を正しく図る「地積測量」。これらは、後々のトラブルを防ぐためにもとても大切です。
これらの費用は、目には見えませんが、安心して暮らすための”備え”とも言えます。
まとめ:見えない費用も“人生設計”の一部
住宅購入は「物件を買う」だけでなく、「安心と将来を整える」ことでもあります。
見えない費用をあらかじめ知っておくことで、予算オーバーや後悔を防ぐことができます。
フルカワ事務所では、土地家屋調査士として、皆さまの暮らしに役立つ情報をこれからも発信していきます。