【未登記建物の登記】具体的な手続きの流れをわかりやすく解説!

こんにちは、フルカワ事務所です。

以前のブログで、未登記建物と相続登記義務化の背景についてご紹介しました。

今回は「実際に、未登記建物を登記するにはどうすればいいの?」という疑問にお答えする、実務編です。

1. 登記対象の確認

まず、その建物が登記可能な構造であるかを確認します。たとえば、基礎があり独立して使用されているか、などがポイントです。

2. 建物表題登記の準備

未登記建物にはまず「建物表題登記」が必要です。必要なものは以下のとおり:

  • 建築時期や所有を確認できる資料(固定資産税課税明細書など)
  • 建物図面・各階平面図(専門家が現地調査・作成)
  • 所有者の本人確認書類など

3. 土地家屋調査士による現地調査・書類作成

私たち土地家屋調査士が、建物の構造や位置を確認し、必要な図面や書類を作成します。

4. 法務局への登記申請

準備が整ったら、所在地を管轄する法務局へ申請。登記完了後、建物が正式に記録されます。

未登記建物はそのままにしておくと、相続の場面で手続きが複雑になります。早めの対処が、円滑な相続や資産管理につながります

短い説明になっていますので、ご不安な点があれば、どうぞお気軽に当事務所までご相談ください。