リバースモーゲージの現場から

~~~土地家屋調査士が支える「安心の土台」~~~


当事務所では、銀行さんからリバースモーゲージの案件で、
未登記の建物や登記と現況が一致していないケースのご依頼をいただくことがあります。

※「リバースモーゲージとは自宅に住み続けながら資金を得る仕組み」


リバースモーゲージを利用されるお客様は、
まず「生活の安心のために資金を確保したい」というお気持ちが強く、
土地家屋調査士の役割まではご存じないこともあります。
そのため必要書類をお願いすると、
「そんなものは持っていない」「なぜ必要なのか分からない」
と戸惑われることも少なくありません。

銀行さんにとって“正しい登記”は必須


審査では、物件の登記内容が正しいことが大前提です。
しかし現場では、

  • 附属建物が未登記
  • 大きな増改築がある
  • 物置や車庫が増えている
  • 間取りが変わっているのに登記が昔のまま
    といったケースがよくあります。
    この場合、表題部変更登記 を行い、登記を現況に合わせる必要があります。
    ただし、法務局に提出するための書類が揃わないと、登記そのものが進みません。

お客様にしか分からない部分があるから
最初は書類のお願いにご協力いただけないこともあります。
それでも、

  • 「ここだけはお客様にしか分からない部分なんです」
  • 「書類が揃わないと登記が通らないんです」
    と丁寧に理由をお伝えすると、
    後日「探してみました」とご連絡をいただけることも多いです。

安心のための“見えない下支え”


リバースモーゲージは、これからの生活を安心して続けるための制度です。
その土台となるのが、正しい登記と現況に合った不動産情報。
土地家屋調査士は、その“安心の土台”を静かに整える役割を担っています。
これからも一つひとつの案件に丁寧に向き合っていきたいと思います。