土地の中にある「里道(りどう)」とは?

こんにちは、フルカワ事務所です。

今回は、「里道(りどう)」について、できるだけ分かりやすくご紹介します。

一般の方にはあまり聞きなじみのない言葉ですが、土地の売買や建築計画、相続などをきっかけに、初めて存在を知るケースも少なくありません。

土地の中にある「里道(りどう)」とは?

~建築や土地活用の調査で初めて見つかることもあります~

土地の調査をしていると、
「自分の土地の中に細い道のようなものが入っている」
というケースがあります。

その正体が「里道(りどう)」と呼ばれるものです。

一般の方にはあまり聞きなじみがない言葉ですが、実は昔から残っている土地問題のひとつでもあります。

里道とは?

里道とは、昔から地域の人が通行のために使っていた道のことです。

現在でいう市道や県道のように正式に道路認定されている道路とは少し違い、昔の農道や生活道路がそのまま残っているケースが多くあります。

公図では細長く表示されていることが多く、「赤道(あかみち)」と呼ばれることもあります。

普段は気づかないことが多い

実際には、

  • 草が生えている
  • 隣地と一体で使われている
  • 長年誰も通っていない

ということも多く、土地所有者の方でも存在に気づいていないケースがあります。

建築計画や土地利用の検討、売買、相続などをきっかけに、初めて里道の存在が分かることも少なくありません。

里道があるとどうなる?

里道は個人所有の土地ではなく、自治体などが管理している公共用地です。

そのため、

  • 建物を建てる際に影響が出る
  • 土地を一体利用できない
  • 境界確定が必要になる

など、土地活用に関係してくることがあります。

特に建築計画では、事前調査がとても重要になります。

払下げ(払い下げ)できる場合もあります

現在ほとんど利用されていない里道については、自治体へ申請を行い、払下げ(売却)を受けられるケースもあります。

ただし、

  • 本当に公共利用されていないか
  • 将来的にも必要がないか
  • 周辺への影響がないか

などを確認したうえで判断されるため、必ず認められるわけではありません。

土地調査は早めの確認がおすすめです

里道は、普段の生活では意識することが少ない存在です。

しかし、

  • 建物を建てたい
  • 土地を売却したい
  • 相続した土地を整理したい

というタイミングで、大きく関係してくることがあります。

土地家屋調査士として、現地調査や資料確認を行いながら、状況に応じた手続きのお手伝いをしています。

気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。